GPUをオーバークロックする方法
前回、ビットコインをマイニングする方法について書きました。
その後、マイニングさせたまま放置している状態で約500円分GETできたようですが、もっと早く掘れないもんかな?と考えていました。そういえばCPUをオーバークロックする話はよく聞くけどGPUでもできるんじゃないの?
調べたところ、結構簡単にできるみたいなのでご紹介します。
もちろん自己責任でね! オーバークロックによる故障は原則メーカー保証の対象外です。
インストール方法
ダウンロード
まずはこちらにアクセスし「MSI Afterburner」をダウンロードします。MSI以外の製品でも動作します。
画像を参考にダウンロードしてください。
もしくは、こちらから直接ダウンロードできます。
インストール
解凍すると実行ファイルが入っているのでMSIAfterburnerSetup430.exeを実行します。
言語、インストール場所などを選択し、「次へ」を押していくだけ細かい説明は省きます。
進めていくと「RivaTuner Statistics Server」のインストール画面が出てきますが、こちらは不要です。ゲーム画面に各種情報をオーバーレイ表示するのに必要なソフトのようですが、ゲームによってはチートプログラムと判定されることもあるようです。
インストールが完了したら「MSI Afterburner」を起動します。
設定
見た目が違うかもしれません。
スキンが用意されているので気に入ったものに変更しましょう。
見た目を変える
「Settings」あるいは歯車マークをクリックし設定画面を開きます。
右の方に「ユーザーインターフェース」タブがあります。10種類ほどスキンが用意されているので好きなものに変えましょう。僕は青が好きなので青っぽいものを選択しました。
ファン
オーバークロックの設定をする前に、ファンの設定を変えます。
オーバークロックすると通常よりも熱を持ちやすくなるので、ファンスピードを高めに設定することで壊れるリスクを減らすことができます。
「ファン」タブのチェックボックスにチェックを入れます。
GPUは型番にもよりますが、70度以下に抑えておきたいところ。70度に達したら100%ファンが回るようにしておきます。不安な方はもっと高くしても良いでしょう。
オーバークロック
各項目の説明
Core Voltage
電圧ですが、この項目は初心者はさわらないでください。故障のリスクが跳ね上がります。Power Limit
消費電力の上限値です。最大にしておきましょう。Temp. Limit
温度の上限ですが、Power Limitと連動して動くので特に設定する必要はありません。Core Clock
今回主に弄っていく部分。コアが1秒間に何回の処理をするかを表します。Memory Clock
GPUのVRAMが1秒間にどのくらいデータのやり取りをするかを表します。マイニング目的ならあまり変化はありませんがゲーム目的ならロード時間が短くなったりします。Fan Speed
先程設定したファンスピード。自動制御を有効化しておきましょう。
手順
- NiceHash MinerなどでGPUでマイニングします。マイニングしない人はベンチマーク回してもOK。
- Core Clockのスライダーを少しずつ上げていく。右側の数字をクリックすると直接入力できます。
- 画面がチラついたり、マイニングが止まるようなら少し下げましょう。そのあたりが限界です。
僕の場合は1328→1511MHzまで上がりました。 Memory Clockも同様にして限界を見極めましょう。
プロファイルとして保存できるので、次回からは簡単に呼び出せます。「Reset」でデフォルトに戻すこともできます。 数値を変更した跡は「Apply」を押さないと適用されないので注意!
おわりに
マイニング量は体感で1割くらい増えたかな……という感じ。消費電力の増加量を考えると割に合わない感じもしますね。
オーバークロックってロマンじゃん?
おわりっ